東京臨海高速鉄道りんかい線71-000形デビュー詳細全て、

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2023.11/6にりんかい線に新型車両が導入されると発表されました。本車両は 2025 年度下期に営業運転を開始し、2027 年度上期中に全 8 編成 80 両を導入する計画で、導入計画では2025年度下期に1編成、2027年度上半期までに全8編成導入される計画だそうです。この新型車両は2018年での計画時は2022年度に導入される計画で、コロナの影響により2年延期し、2024年度に導入予定でした。ですが今回の発表では2025年度下半期に導入される計画となっており、3年延期。これには、りんかい線の経営状況が関係していると思われます。

 

関係者からの取材で、りんかい線の70-0000形と71-000形の電動車、付随車の構成は同じとしているため、パンタグラフの位置や電動車、付随車の編成構成は埼京線E233系や相鉄12000系と異なりそうです。車両は8編成全編成、車体は総合車両制作所で製造される予定でサスティナS24の拡幅車型を採用したそうです。採用した理由については車体の凹凸を無くした高い美観性によるものが決め手だったそうです。

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東武鉄道9000系初の廃車「東武鉄道初の試みであった10両固定編成ステンレスカー試作車 .9101f廃車回送」

9101fのデビュー

9101Fは1981年11月に東武鉄道初のステンレスカーとして登場し、東武では初のAFE式主回路チョッパ方式を採用するなど後の東武鉄道の車両の基礎を築きました。

有楽町線デビューから

1987年からは東京メトロ有楽町線への乗り入れ運用にも活躍し廃車までは東上線内で活躍しました。有楽町線での運用終了後は規定では有楽町線に乗り入れることは不可となっておりましたが、東武鉄道側の車両不足の影響により、何度か9101fが有楽町線に乗り入れ、東京メトロから注意を受けていたそうです。故障のある中、2020年に川越工場でオーバーホールをし運用復帰をしましたが、VVVFインバーターの故障多発により運用を休止します。

 

廃車に向けて

2年ちょっとの休車を経て幾度の挑戦で10/16〜10/17にかけて廃車回送されました。廃車回送の一週間前には2M8Tでスジに乗れるかの試運転を9105fが行い、無事に成功したため廃車回送が行われました。廃車回送2日目はVVVFインバータの発火がありました。それほど劣化していたのでしょうか。社員さんと少しお話しさせていただきましたが、外観は劣化しているそうですが、内装はそのほかの編成と同じくらい綺麗で床下機器の状態さえ良ければ運用に入れてもいいのに〜とも仰ってました。東武鉄道初の10両固定編成でのステンレスカーであるため保存は必須でしょう。南栗橋で保存されるのか、はたまた別の場所で保存されるのか、今後の動向に注目ですね。

廃車回送

小川町にて

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玉淀にて

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寄居にて

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YouTubeもご視聴ください↓

東武東上線9000系.9101f廃車回送.社8091列車.小川町.玉淀.寄居 - YouTube

 

 

西武百貨店池袋店ストライキの原因と真相。当日の様子

セブン&アイ・ホールディングスそごう・西武百貨店労組の間のせめぎ合いが、ギリギリのところで行われている。そごう・西武百貨店労組は7月に組合員投票でスト権を確立したうえで、8月31日に西武百貨店池袋本店でストを決行、日本では61年ぶりの百貨店のストという誰も予測できない事態に進行したことで、ここ数日はストの影響についての報道が繰り返されていた。私もメディアで西武百貨店がどうなるのかについてコメントする機会が増えていたのだが、実は、この問題の本丸はセブン&アイHDが抱えてきた経営問題にある。

 同日セブン&アイHDは臨時の取締役会を開催し、本日9月1日にそごう・西武を売却することを決定。

「もしそごう・西武が売却できなければ、セブン&アイの井阪隆一代表取締役社長の再任はない」。セブン&アイ側がこのような瀬戸際に追い込まれているのが、今回の騒動の本質であった。そごう・西武の組合とセブン&アイの間に決定的な溝が入ったのは、今年8月初旬、

 従業員の立場を考え、売却を慎重に進めたいとしてきた生え抜きの林拓二社長が解任されたのが最初の事件です。その後、セブン&アイの意をくむ田口広人新社長と組合の間で初めて、売却後の事業計画が提示されたのが、それに続く事件であった。

 その計画について複数のメディアの報道から明らかになったのは、次のような内容だったとされている。

(1)アメリカの投資ファンドフォートレス・インベストメント・グループ(以下、フォートレス)」がそごう・西武百貨店の株式を取得後、西武百貨店池袋本店の土地を家電量販店「ヨドバシカメラ」に売却する
(2)西武池袋店の北側にヨドバシカメラが入ることで、西武百貨店の売り場は半減する(ただし当初の計画のうち、ヨドバシの西武池袋1階および地下1階への出店は豊島区との協議を経て一部断念) というのも昨年、セブン&アイそごう・西武を売却することを決定した際は、セブンとそごう・西武は「百貨店事業の再成長を目指す」という方向性で一致していて、そのパートナーとしてのファンドを探していた。入札を経て、実際に優先権を得たファンドの事業計画は、そごう・西武最大の財産である池袋駅前の土地を売却してもうけるという「そごう・西武解体計画」だったわけだ。

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◯売却理由

今、百貨店業界はある意味で二極化していて、地方百貨店は次々と閉店する一方で、大都市圏の旗艦店はインバウンドと富裕層の増加によって成長産業になっています。高島屋三越伊勢丹J.フロント リテイリングなどが好業績を上げる中で、この波にいま一つ乗れていないのがそごう・西武という状況。

今回の他社へこ売却計画は、セブン&アイ投資ファンドのフォートレスの立場で見れば一定の合理性を持っている計画でもある。2022年度のそごう・西武の業績は総額売上高4963億円に対して営業利益は25億円と3期ぶりの黒字となった。一方で、純利益はマイナス131億円の赤字。経営の足を引っ張っているのが、3000億円を超える有利子負債だとされている。そこで、買収と同時に西武池袋本店の土地を売却するとする。そごう・西武保有するのは池袋店の土地の半分(残りの半分は西武鉄道グループが保有)だが、仮にその土地が2500億円で売れれば有利子負債は大幅に減少し、そごう・西武は黒字体質に変わることができます。計画書上は完璧な理論なので、「これでいける」と思うのも仕方ない。

 

◯今回の騒動が大荒れした理由

①「テナントの猛反発」です。百貨店のテナントである高級ブランドにとって入居している場所が非常に重要です。

 これは全てのブランドにとっても言えることで、これまで長い間一等地で商売をやっていて、顧客に認知され来客も非常に多かったとすると、そこにある日、新しい大家がやって来て“別の場所に移れ”と言ったとしてと、当然、抗議をしますよね。

 メディアの報道でリークされたとおぼしき買収後のフロアマップを見ると、たとえば今、ルイ・ヴィトンの店舗がある場所にはアップルやライカの名前が書かれています。本館の1Fで営業しているグッチは本館から追い出され、別のビルに移っている。

 

②「優秀な社員の退職」

 セブン&アイの得意領域であるコンビニをITビジネスだとすれば、百貨店は人間ビジネスだということです。事業特性が違うのです。従業員の間のウエットさが違うといってもいいかもしれません。

 今回、西武池袋本店の売り場面積がほぼ半減することで900人の正社員も相応の数の人たちが職場を失うことになります。セブン&アイはそれに対する雇用を用意することを表明していますが、用意される職場は百貨店の仕事ではありませんし、コンビニの店長かもしれません。

 もし計画通りそごう・西武の解体が始まったら、たとえば私が外商の従業員だったらとっとと他社に転職します。腕のいい外商の従業員はどの百貨店でも欲しいものです。インバウンドの接客ができるバイリンガルの従業員も同じです。大手百貨店は人間ビジネスの成長産業ですから、できる社員はどの大手もウエルカムでしょう。

 それでそんなことが起きると、他の百貨店との差がますます開きます。

 この7月まで労組の再三の要請にもかかわらず対話をしてこなかったところを見ると、セブン&アイは計画がもれると優秀な社員が転職していくという点には気づいていたのかもしれません。

 

2023.8/31

至るところ西武池袋本店の広告にストライキによる営業休止の貼り紙があります。

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西武池袋本店のサイネージにもストライキのお知らせが貼られています。
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朝の9時あたりです。この時間は労働組合が抗議活動を行なっていました。

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11時過ぎあたりから西武本店の職員たちが出てきてストライキの声明を発表。抗議活動の様子です。

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今回は以上です。

https://m.youtube.com/channel/UCPdXGJwZ5cgnldp0DhoTI9g