東武鉄道9000系初の廃車「東武鉄道初の試みであった10両固定編成ステンレスカー試作車 .9101f廃車回送」

9101fのデビュー

9101Fは1981年11月に東武鉄道初のステンレスカーとして登場し、東武では初のAFE式主回路チョッパ方式を採用するなど後の東武鉄道の車両の基礎を築きました。

有楽町線デビューから

1987年からは東京メトロ有楽町線への乗り入れ運用にも活躍し廃車までは東上線内で活躍しました。有楽町線での運用終了後は規定では有楽町線に乗り入れることは不可となっておりましたが、東武鉄道側の車両不足の影響により、何度か9101fが有楽町線に乗り入れ、東京メトロから注意を受けていたそうです。故障のある中、2020年に川越工場でオーバーホールをし運用復帰をしましたが、VVVFインバーターの故障多発により運用を休止します。

 

廃車に向けて

2年ちょっとの休車を経て幾度の挑戦で10/16〜10/17にかけて廃車回送されました。廃車回送の一週間前には2M8Tでスジに乗れるかの試運転を9105fが行い、無事に成功したため廃車回送が行われました。廃車回送2日目はVVVFインバータの発火がありました。それほど劣化していたのでしょうか。社員さんと少しお話しさせていただきましたが、外観は劣化しているそうですが、内装はそのほかの編成と同じくらい綺麗で床下機器の状態さえ良ければ運用に入れてもいいのに〜とも仰ってました。東武鉄道初の10両固定編成でのステンレスカーであるため保存は必須でしょう。南栗橋で保存されるのか、はたまた別の場所で保存されるのか、今後の動向に注目ですね。

廃車回送

小川町にて

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玉淀にて

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寄居にて

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